一時払い終身保険 銀行窓口で販売解禁
(2006.1.11)
◆加入条件シンプル 高い貯蓄性
昨年12月下旬から、銀行が窓口で販売できる保険商品に、一時払い終身保険が加わった。保険料を契約時に一括して払い込み、保障が一生涯続くのが特徴だ。保険会社が扱ってきた商品だが、銀行向けに工夫を凝らした商品が相次ぎ登場している。
契約時に保険料一括→保障は一生涯
住友生命保険が発売した「ふるは〜とS」は、「告知」が必要な死亡保障商品だ。実際に加入できるかどうかを契約者がある程度判断できるように「3か月以内に医師から検査・入院・手術を勧められたか」など告知事項を4項目に絞った。
死亡時に支払われる保険金額や保険料、解約返戻金が、契約時にすべて確定するのも特徴だ。50歳男性で保険金額1000万円の場合、保険料は710万3200円となり、住生の通常の一時払い終身保険に比べ約105万円安い。
健康に不安がある人でも、「2年以内に入院や手術をした」など、5項目に該当しなければ入れる「ふるは〜とファイブ」も投入し、顧客の取り込みに力を入れる。
一方、日本生命保険の「ロングドリーム」は、告知書には特定の危険な仕事に従事しているかどうかを記入する欄があるだけで、健康状態は不問だ。貯蓄商品の性格が強く、年齢による保険料の違いはない。
円建て、米ドル建ての2種類あり、死亡保険金は、積み立て利率によって変わる。ただ、実際の利回りは、一時払い保険料から、円建ては5%、米ドル建ては7%の費用が引かれるため、積み立て利率を下回る。
円建ての場合、10日時点の積み立て利率は0・95%。一時払い保険料が1000万円の場合、10年後の死亡保険金額は約1040万円で、この期間の利回りは0・43%(年複利)となる。この後、積み立て利率(最低保証0・05%)は10年ごとに見直され、保険金額は増加する。
米ドル建ての10日時点の積み立て利率は3・95%で、一時払い保険料が10万ドルなら、10年後は約13万7000ドル。為替レート次第で円換算した保険金額は変動するので、注意が必要だ。
|