生命保険/「自由設計型保険」?
自由設計型保険とは、近年、生命保険各社が主力商品として販売しているさまざまな商品のことです。
これらの商品は、確かに、いいところもありますが、難点は、非常に複雑なことです。
したがって、そう手放しでおすすめすることは、わたしにはできません。
「自由設計型保険」とは、わたしが「2000年以降の新商品群」で取り上げている保険のことです。
詳細は、そちらをご覧ください。
ここでは、2,3補足しておくだけにします。
これらの保険は、たしかに、別名「自由設計型保険」と呼ばれてはいますが、
実際には、不自由な保険がほとんどです。
たとえば、医療保障(入院保障)がありますね。
あなたが老後を心配して、「せめて、入院の保険だけは、一生涯の保障があるものにしたい」と希望したとしましょう。
けれども、いまのところ、終身の医療保障があるのは、日本生命の「生きる力」だけです。
ほかは、みな途中で終わりです。
どこが「自由」でしょう?
どうか、保険はシンプルなものにしてください。
あなたが、自分の入っている保険の内容を、いつでもわかる状態にしておいてください。
わたしが繰り返しこのサイトで強調しているように、<単体>の保険で保険を組み立ててください。
そうすれば、見直しもラクになります。
また、近年問題になっているような、保険金の不払いの被害にもあいにくくなるはずです。
また、どれかをやむを得ず解約する場合も、それ以外を無傷のままにしておけます。
日本の主要な保険会社の商品は、さまざまな<特約>のオンパレードです。
実は、この<特約>の保険料によって、あの大きなビルディングを維持しているのです。
もうかるんです、特約は。
でも、よく考えてください。
「なになに傷害特約」とか「介護特約」とか、たしかに、ないよりあった方がいいでしょう。
けれども、そのためにあなたはいくら支払うのか、それをお考えください。
若い頃、働き盛り子育て盛りの頃に、そういう<特約>にめいっぱい入っておいて、
いざ老年期を迎えたとき、残った保障は、アカウントと呼ばれる口座に、現金数十万円。
「介護特約」など、ほんとうは、老年期に入ってこそ、切実に必要な保障であるはずです。
それが、必要なときには、もうないのです。
道路公団民営化が叫ばれた時期、全国津々浦々、
高速道路があった方がいい、新幹線もあった方がいい、という声があがりました。
もちろん、わたしも、あるのとないのとではどっちがいいか、と訊かれたら、
当然、あった方がいい、と答えます。
でも、問題は、そのための費用をどうするか、
ムリして造って、後で税金で穴埋めすることになりはしないか、
そういうことが焦点であったはずです。
あれやこれやの<特約>たちも、これと同じです。
ないよりあった方がいいのです。
それは間違いありません。
でも、それほどまで何もかも保険漬けになる必要が本当にあるのか、
これが問題なのです。
どうかシンプルな<単体>の保険を検討してください。
あなたのためを思えば、それがわたしの答えです。
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