生命保険/合体型保険と単体保険


生命保険には、呼び方はいろいろですが、いろんな保障をいくつも組み合わせたセット商品のようなものがあります。
合体型保険抱き合わせ保険などと呼ばれ、日本の生命保険会社が得意とするところです。
それとは対照的に、内容のシンプルな単体保険があって、これは、外資系とか通販系が得意とする分野です。





合体型、抱き合わせ、・・・と言い方はいろいろあるけれど・・・

合体型保険」とは、わたしが勝手に言っているだけで、

一般的には、「抱き合わせ保険」などと呼ばれているものです。

つまり、「セット商品」のことです。

言い方はともかく、ようするに、シンプルでない保険のことです。

死亡保障1つがあって、あとはなにもない、というのがシンプルな保険。

シンプルでない保険は、死亡保障にプラスして、

入院保障、3大疾病保障、介護保障、災害保障、収入保障、

女性疾病保障、家族入院保障、重度障害保障、

といった特約がいくつもくっついています。


こういうシンプルでない保険は、日本の生保が得意とする保険です。

こういうシンプルでない保険は、わたしは決しておすすめしません。

こういうシンプルでない保険は、避けて通るのが賢明だと思います。


なぜなら、わけが分からなくなるからです


まず、保障期間がモウロウとしてきます。

いろいろ特約があるけれど、何歳から何歳まで保障されるのか

それがよくわからないのです。


もちろん、わたしなら、証券を見ればわかります。

それは、わたしが、保険の代理業を仕事としていたからで、

いわば、当然のこと。


けれども、わたしが接してきたお客さんで、このタイプの保険に加入している方は、

ほぼすべての方が、この保障期間について答えられませんでした



わたしは、わたしのお客さんが特殊で例外だなんて、けっして思いません。

日本全国、状況は、みな同じはずです。


わからないのは自己責任だ。契約者は子供ではない。

判断力のある大人なのだから、知らなかったのは、本人の責任だ



こういう「正論」を吐く人がいます。

でも、その論法でいくなら、

これまで社会問題になってきたさまざまな詐欺事件は、

すべて事件として成り立たなくなります。

投資詐欺も、リフォーム詐欺も、

みな契約した本人が悪いということになります。


結論を申し上げると、こうしたシンプルでない保険は、

<売り方>に大いなる問題があるのです
。(→「定期付終身保険」「2000年以降の新商品群」を参照)

けれども、ここで、大企業である保険会社や、その背後にいる金融庁にタテついてもはじまりません。

わたしたちにできることをするしかありません。


それは、自衛、です。

自分の身は自分で守るのです。


自己責任ではなく自己防衛です


シンプルな保険に入るのです


複雑でわけの分からない保険は、加入者のみならず、

販売する人、事故処理を担当する人の頭をも混乱させます。

その結果、近年問題が浮上している保険金の不払いにもつながっていく要素を持っています。

複雑だから、うっかりミスが起きやすいのです。

あるいは、うっかりではなく、故意に会社が支払わなかった場合にも、

結果として、それを加入者に気づきにくくさせるのです



内容のシンプルな保険では、こういうことは起こりにくいはずです。

わたしたち消費者の多くが、賢い保険選びをするようになれば、

日本の生保も変わらざるを得なくなるでしょう。



シンプルな保険、つまり、単体保険

終身保険」、「定期保険」、「医療保険」といった<単体>の保険があります。

こういう<単体>の保険をあなたの保障のベースにしてください

その上で、必要な保障を「特約」としてつければいいのです。

最初から「特約」がぎっしりついた「セット商品」では、

前の項で述べたように、わけが分からなくなるのです


あなたがシンプルな保険をまず選び、それに「特約」をつけたところ、

結果的に、日本の生保の商品みたいに、にぎやかな保険になったとします。

も、結果は似たようなものであっても、あなたの理解度は、完全に違っているはずです

なぜなら、あなたの場合、保険期間をはっきり把握した保険がベースになっているからです。

それに「特約」をつけたからといって、何歳から何歳までの保障か、

間違いようがないじゃありませんか。

※※※ひょっとすると、わたしが「保障期間」を必要以上に強調しすぎている、

とお感じになっている方がいらっしゃるかもしれません。

しかし、わたしは、「保障期間」こそ、生命保険に加入する上で、

一番重要な事柄だと思っているのです


なぜなら、長い間ずっと保険をかけ続けてきて、

現役を引退したら、ほとんど全ての保障が期限切れになっていた、

なんてことが当たり前に発生しているからです。

こういう重大な問題に比べれば、

死亡保障が1,000万多いか少ないかなど、二の次でしょう。

「多いか少ないか」より「出るか出ないか」の方が先決です。






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