生命保険/入院時の出費


一家の誰かが入院した場合、いくら出費するのでしょう?
生命保険、とりわけ、医療保険の加入をお考えの方にとっては、気になる数字だと思います。
データを見てみましょう。
また、「高額療養費制度」についても解説します。





いずれにしても、何かとお金がかかります

一家の誰かが入院した場合、いったいいくらお金が必要か?

この金額を算出するのは、たとえ平均的なケースで算出すにしても、

じつは、かなりやっかいな作業なのです。


というのも、いったん出すけれど、後で戻ってくる出費もあります(高額療養費制度)。

また、健康保険が使える治療だけするのか、それとも、使えない治療もするのか、

これによっても、金額は大幅に異なるからです。


その他、差額ベッド代など、

どの病院にはいるのか、その病院の病室構造がどんなか、

こういった要素によっても変わってきます。


さらに、自宅から離れた病院にはいるのか、それとも、近所の病院か、

この違いで、家族の交通費がかなり違ってきます。
(病院が遠いと、途中で食事もするでしょう。外食代がかさみます)


その上、病気やケガの種類によって、

その他雑費にも差が出てきます。


したがって、下の数字は、

あなたにとって、じつにおおざっぱな(おおざっぱ過ぎる)数字でしかありません。

けれども、目安が何もないよりはマシなので、いちおう、参考にしてください。



<平成13年 生命保険文化センター調べ >

医療費の自己負担額は、1日平均12,900円です



※なお、この金額には、病院に支払う、

いわゆる「医療費」の自己負担額の他に、

つぎのようなものが含まれています。

差額ベッド代
入院時の食費(1日あたり780円で計算)
高度先進医療費(技術料)
入院時の準備費用(パジャマ、下着、食器、おむつ、その他)
ホームヘルパー代
家族の交通費
お見舞いのお返し
休職による生活費の補填



高額療養費制度

健康保険には「高額療養費制度」があります。

これを簡単に解説します。


あなたが病院に入院したとします。

「治療費」の総額が200万かかりました。

しかし、あなたの自己負担額は3割なので、病院に支払うのは60万です。

この60万は、とりあえず、いったんあなたの財布から支払わなければなりません。

しかし、1ヶ月に約7万円を超える医療費自己負担額を支払った場合は、

あとで、その超えた分は戻ってくるのです。


これが、「高額療養費」の返還制度です。


約7万」と書きましたが、

これは、あなたの年収によっても多少違い、

さらに、かかった全体の医療費によっても、やはり、多少変わってくるからです。

だから、「だいたい7万円くらい」、と憶えておいてください(今後2,3万高くなりそうですが)。


7万円は自己負担が出るけれど、

それ以上かかっても、後で戻ってくるのです。

(もちろん、保険医療に限ります。自由診療の場合は、何も戻りません)


それから、お金が戻るには、請求から2,3ヶ月かかることもお忘れなく。


また、この制度でいう「1ヶ月」とは、

あなたが入院した日から数えるのではありません。

あなたがその月の25日に入院したら、

25日から月末までの医療費を集計し、

その間の自己負担額が約7万を超えていれば、

超えた分が後で戻ります。

月が変われば、またその月の1日から集計し直します。



出産一時金について(参考までに)

「高額療養費」の制度とは異なりますが、

出産の場合にも、健康保険から30万円の一時金が支払われます。

健康保険組合によっては、さらに上乗せがあるところもあるようです。


この制度も、実際に受け取れるのは、

請求から2,3ヶ月後になります。
(ただし、自治体によっては、出産前に貸付をするところがあります。
貸付限度額は一時金30万以内になり、利子は、実質的にほとんどないようです)。


出産の自己負担額は、たいてい30万前後でおさまるそうです(産科医からの聞き取り)

最近増えてきた「帝王切開」にしても、

保険扱いできるので、自己負担は30万ちょっとです。


なお、最近は子供を産む人が少なくなり、

産婦人科も、生き残りをかけてアノ手コノ手のサービスを始めています。
(ここでいう「サービス」は、タダではありません)。


フランス料理などの豪華な食事を出す産婦人科もあるようです。

こうした「高級な」病院では、

自己負担額の総計が、60万とか70万かかるところもあるようです。


しかし、必要最低限の出産費用を考えると、

30万円の出産一時金でいちおうまかなえるようです


もちろん、他の入院同様、それ以外に何かとお金はかかりますが。





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