生命保険/「個人年金保険」
「個人年金保険」は、公的年金のように、老後になってから、毎年、あるいは毎月、一定の金額を受け取れる保険です。
「個人年金保険」は、名前には「保険」とつきますが、「保険」の機能はほとんどなく、実質的には「貯蓄」です。
「個人年金保険」には、年金の受取方法によって、「確定年金」と「終身年金」の2つがあります。
また、運用の方法によって、「定額年金」と「変額年金」に分けられます。

国による公の年金とは別に、わたしたちが個人的に加入する年金です。
「個人年金保険」というように「保険」の名がつくのは、死亡したら「死亡給付金」がおりるからです。
でも、これは<付け足し>です。なぜなら、上の図を見てもわかるように、その時点の掛け金総額とほとんど同じ程度の金額しかおりないからです。
だから「保険」の役割を期待すべきものではありません。
あくまでも「貯蓄機能」をメインにした商品です。
この保険には、いくつかのバリエーションがあります。
ここでは、最もポピュラーなつぎのタイプで解説します。
<確定年金 受取期間5年>
30歳契約 60歳払込満了
60歳から64歳まで年金受け取り(60歳を第1回とするので、期間5年だと64歳が最終となる)
(内容)
30歳に契約して、毎月一定額を60歳まで支払い続けます。
60歳になると、支払いは終了です。
以後は、5年のあいだ、毎年年金を受け取れます。
(特徴)
掛金総額にたいして年金総額はかなりおおくなります。
銀行の定期積金とは大いに比較する価値があります。
最近は銀行の金利も保険会社の予定利率等も会社によって違います。
だからいまここでどちらが得とは断言できませんが、たぶんこちらのほうが有利でしょう。
公的年金を受け取るまでの<つなぎ>として、または<上乗せ>として、あるいはとにかくより余裕のある老後資金のためにお使い下さい。
銀行の定期積金、国債、投資信託などと比べると、この保険は、いわゆる「リターン」を得るのがずっと先になります。
つまり、「老後資金」という明確な目的を持って加入する商品です。
そのために、他の契約に比べて、途中で解約する方は、わたしの経験を振り返っても、ずっと少ないようです。
ちなみに、中途で解約する場合、加入間もない時期は、掛け金総額を下回る額しかもどりません。
期間の中途をすぎれば、たぶん、掛け金総額は確保できると思います。
この点は、加入時に設計書で確認できます。
受け取る年金の額は、契約時にすでに確定しています。
現在、ここで解説している「個人年金保険」にご加入の方、保険証券を取り出して、何年に契約したのかご確認下さい。
ここ数年以前、とりわけ1990年の半ば以前が契約日になっている場合、みなさんもご存じのように、当時の「予定利率」はいまより高く設定されていましたから、非常にいい内容になっているはずです。
特別の事情がない限り、解約等は考えないで下さい。
だからといって、いま入っても仕方がない、とはいえません。
むしろ人気商品になっているのです。
いまは銀行利息だって低いのですから、現時点の他の商品と比較して、劣る部分は見あたりません。
検討する価値は大いにあると思います。
「老後」に備えておきたい方は、この機会にご検討下さい。
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