乳腺炎の症状・治療

乳腺炎とは?

乳腺の炎症によって、乳房が腫れたり、痛みが出たりする病気です。
乳腺炎は主に2種類あり、それぞれ対処法が異なります。

乳腺炎の原因・症状・治療

●急性うっ帯性乳腺炎(急性停滞性乳腺炎)
産褥期である出産後2〜3日くらいのころに頻発します。
特に、初産の場合に多く見られます。

 

乳房全体が赤く腫れ、硬くなります。
しこりもあり、ちょっと触っただけで跳び上がるように痛いこともあります。
微熱をともなうこともあります。

 

赤ちゃんの乳を吸う力が弱かったり、乳管の開きが悪かったりすることが原因です。

 

乳房を温めながらマッサージし、たまっている乳を出すことが大事です。
赤ちゃんに飲んでもらうのが一番ですが、飲みきれない乳は、搾り出し、とにかく乳房のなかにたまらないようにしておくことが肝心です。

 

●急性化膿性乳腺炎
乳房が赤く腫れ、痛み、しこりができます(この症状はうっ帯性と同じ)。
38〜40度といった高熱になることもあり、そういう場合は、全身に寒気がしたりします。
また、わきの下のリンパ節が腫れたりします。

 

炎症が進行していくと、膿瘍(のうよう/うみの塊)ができ、乳汁に血や膿(うみ)が混じることもあります。

 

主に、産後2〜3週間目くらいから症状が出ることが多いです。
これは、授乳期には乳首に小さな傷がつきやすく、その傷から連鎖球菌や黄色ブドウ球菌などの細菌が侵入し、炎症を起こすことが原因です。

 

治療法は、消炎鎮痛剤や抗生物質の服用が基本です。

 

乳房の冷湿布も効果的です。
発熱した乳房を冷やすには、食品用の保冷剤やジャガイモ湿布などがいいようです。
多くの体験者がこうした方法を支持しています。
しかし、いくら熱があるからといって、氷などで急激に冷やすと、かえって悪化させるようです。

 

治療中は、乳房に休息を与えるためにも、授乳を休止して、ブラジャーで固定しておくといいでしょう。

 

膿瘍ができたら、注射針で吸引したり、皮膚を切開して排出したりします。

 

※急性うっ帯性乳腺炎になった人は、細菌にも感染しやすくなっているため、いつのまにか急性化膿性乳腺炎に移行していることもよく見られます。

 

※また、急性うっ帯性乳腺炎は、授乳期だけに見られる症状ですが、
急性化膿性乳腺炎は、乳首を不潔にしていれば、いつでも起きます。