産褥期(さんじょくき)とは?
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出産後の4〜6週間のことを産褥期と呼びます。
ほぼ1年間にわたる妊娠・出産を終えて、体が疲れ果てている時期でもあり、妊娠前の状態に戻るための回復期にあたります。
順調に快復すればいいのですが、パーフェクトな人はいませんから、下の各項目に記すようなさまざまな問題が出てくるのが普通です。 |
後陣痛(こうじんつう)とは?
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後陣痛は「あとばら」とも呼ばれています。
出産すると、いままで赤ちゃんがいた子宮は空っぽになります。
そこで、元の大きさに戻ろうと、子宮が収縮していきます(モガクわけです)。
このとき、母胎には、陣痛で味わったのに似た激しい痛みが襲います。
痛みは、もちろん個人差があるものの、平均的には、産後2日くらい続くようです。
人によっては、まったく痛みを感じない人もあり、また、反対に、1週間たってもまだ痛み続ける人もいます。
※※※通常、下腹部が痛むのですが、腰に強い痛みが走る人もいるようです。まさに、人それぞれです。
(後陣痛の特徴)
・赤ちゃんに授乳すると、さらに激しく痛みます。これは、あかちゃんが乳房を吸うことで、子宮を収縮させるホルモンが分泌されるためです。
・後陣痛の期間、悪露(おろ)がより多量に排出される傾向があります。
・初産より2人目、3人目のほうがより強く後陣痛を感じます。逆のようですが、これが実状のようです。 |
子宮復古不全とは?
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上記のように、産後、子宮は元の状態に戻ろうとするのですが、これがうまくいかないことを子宮復古不全と呼んでいます。
妊娠していない子宮に対し、妊娠末期の子宮は、容積にして、なんと1000倍超にふくらんでいるのです。
これが元に戻ろうとするのですから、なにか問題があってむしろ当然だとさえいえます。
問題の最たるものが、痛みです。
つまり、後陣痛。
しかし、痛みだけではすまないのがこの子宮復古不全で、いくつか原因があります。
<子宮復古不全の原因>
・卵膜や胎盤の一部が子宮内に残っている場合。
・子宮筋腫の合併。
・多胎分娩、巨大児分娩で子宮筋が過剰に伸びきっている場合。
これらは、子宮内掻爬(そうは)、または、子宮収縮剤などによって治療します。
しかし、感染を起こさないかよく観察することが大事になります。
特に注意が必要なのは、セックスです。
子宮が十分に回復していない状態でセックスを再開すると、子宮内感染を起こすことがあります。
そうなると、子宮内膜炎や卵管炎、腹膜炎などを誘発する可能性が高まります。
医師の指導を仰ぐべきところです。 |
乳腺炎とは?
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乳腺炎は産褥期にだけかかるのではありませんが、この時期にかかりやすいのは確かです。
原因別に2種類に大別されます。
●急性化膿性乳腺炎
授乳のときに乳首に傷やただれができることがあり、ここから細菌が侵入することで発生します。
乳房の一部が硬くなったり腫れたりします。
また、発熱し、皮膚が真っ赤になることもあります。
ひどくなると、頭痛がし、食欲不振などをまねきます。
●停滞性乳腺炎
不十分な授乳により、乳がたまって起きます。
乳房が腫れます。
また、こちらも皮膚が赤くなります。
乳腺がしこりのように硬くなります。
38度といった高熱が出ることもあります。
どちらも症状は似ています。
(どうすればいい?)
・産婦人科を受診すると、抗生物質の処方でおしまい、というところもあります。
これでは根治はできません。
・一般的にいわれているのは、「冷やすこと、赤ちゃんに乳を飲んでもらうこと」です。
発熱した乳房を冷やすには、食品用の保冷剤やジャガイモ湿布などがいいようです。
多くの体験者がこうした方法を支持しています。
しかし、いくら熱があるからといって、氷などで急激に冷やすと、かえって悪化させるようです。
赤ちゃんに乳を飲んでもらうことですが、これは、最高にして最良の方法かもしれません。
乳腺炎といっても、乳に毒素が含まれているわけではないので、赤ちゃんが飲んでも何の問題もありません。
むしろ、できるだけ大量に飲んでもらい、たまった乳を出してしまうことです。
授乳の際に、乳腺が固まっているところをもみほぐしながらやるのもいい方法です。
要するに、通じをよくするわけです。
赤ちゃんが飲みきれない場合は、空で搾り出すしかありません。
・助産婦さんに乳房のマッサージをしてもらいます。
これは相当有効な方法です。
多くの体験者がこの方法を絶賛しています。 |
マタニティーブルーとは?
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マタニティーブルーとは、うつのことです。
出産後は女性ホルモンが大きく変動する時期です。
これが主な原因となって、産後3〜10日にかけて、ほぼ半数の人がうつ状態を経験しているようです。
多くの人は回復していくものの、中には、そのまま産後うつ病に移行していく人もいます。
この産後うつ病とは、怖い病気です。
子育ての自信をなくし、ものごとに不安感をいだき、食欲が減退し、不眠になり、取り乱した行動をとったりします。
こうした症状にまで至ったら、産科・婦人科ではなく、精神科を受診してください。
抗うつ薬などを服用しつつ治療していくことになります。
産後うつ病にまで至らない場合でも、家族の協力は大事になります。
愚痴をきいてあげたり、育児を手助けしたり、できるだけのことをやる必要があります。
いずれにしても、育児を母親1人に抱え込ませないことが最も大事な点です。 |
悪露(おろ)とは?
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悪露というのは、産褥期に、膣・子宮頸管・子宮から出てくる分泌物のことです。
この悪露の色や量によって、どの程度子宮が回復しているかを推測できます。
いわば、バロメーターになる分泌物です。
個人差はあるものの、一般的には、最初の4日くらいは血液の混じった悪露が出ます。
その後は、褐色→黄色→白色へと変化していきます。
やがて、量が減り、産後4〜6週でほぼ完全になくなります。
悪露が悪化すると、血の塊が出てきたり、そうとうな悪臭がします。
こうした状態が続き、また、腹痛がしたり発熱したりするようであれば、医師の診察を受けて下さい。
1ヶ月検診まで待つ必要はありません。
我慢しないで、病院に行くべきです。
その他注意点として、排便・排尿後は常に清潔を心がけてください。
ナプキンなどは、できるだけ頻繁に取り替えてください。 |