概要
|
ヒゼンダニ(疥癬虫)というダニの一種が、皮膚の角質層内に寄生しておこる皮膚感染症です。
古代バビロニアの時代から知られており、数千年の人類の歴史に影響を与えてきた病気です。
ナポレオン時代の戦争で疥癬の流行がフランス軍の戦意を失わせたのは有名です。 |
症状
|
激しいかゆみが、たいてい顔、頭をのぞく全身にみられ、夜、布団の中で体が温まったときにかゆくなるのが特徴です。
赤い小さなぽつぽつ、大きなしこり、また、がさがさが体、腕、脚などに見られます。
さらに、指の股、手のひら、足のうらなどの水ぶくれもあります。
男性では、陰嚢に赤褐色のしこりがよく見られます。
とにかくかゆい病気で、あっちがちかっとしたら、こっちもちかっとくる、全身あちこちに始終かゆさを感じる皮膚病です |
原因
|
原因は疥癬虫(ヒゼンダニ)と呼ばれるダニの一種が、皮膚の最表面である角質層にすみかを作り、寄生するためです。 |
治療
|
お風呂にはいって、石鹸で体を良く洗い、洗髪もしましょう。
610ハップなど硫黄の入浴剤が効果を表します。
ただし、濃度がこいと、硫黄かぶれをおこし、そのためのかゆみが出ることもあります。
お風呂に入った後、疥癬虫を殺虫できる外用剤の塗布が必要です。
顔、頭をのぞいて耳の後ろから全身に、股もふくめ、指の股、爪の先まで塗りましょう。
ぶり返す人は、塗り残しがあるためとさえいわれます。
痒いところだけ塗るのでは治りません。 |