概要
|
C型肝炎ウイルスによって感染する、肝臓の病気です。
輸血による感染、麻薬などの注射器の使い回しによる感染、性行為による感染が考えられます。
もっとも、性行為による感染は、比較的低いようです。
この病気の怖いところは、「沈黙の臓器」と呼ばれる肝臓の特性にあります。
つまり、自覚症状があまりないまま病気が進行し、いつのまにか肝硬変になり、やがて肝臓がんになったところで初めて気づく、といったケースが予想される点です。
ちなみに、肝臓がんによる年間死亡者約3万人のうち、C型肝炎によるものが8割といわれています。 |
症状
|
症状が出るまで約2週間〜3ヶ月かかります。
感染してC型肝炎ウイルスの抗体ができるまでの期間は1〜3ヶ月とされています。
主な症状として、全身倦怠(だるさ)、食欲がない、濃い色の尿が出る、発熱、黄疸などがあります。
急性のC型肝炎で、上記の自覚症状の出る人は20〜30%程度です。
A型肝炎やB型肝炎に比べて症状は軽く、自覚症状が現れにくい病気です。 |
原因
|
性行為による感染率は低いと考えられています。
もっとも、性産業従事者のC型肝炎ウイルス抗体の陽性率は、一般女性の8〜10倍といわれています。 |
診断と治療
|
まず血液検査をする必要があります。
血液検査では、C型肝炎ウイルスの抗体や核酸を調べ、C型肝炎ウイルスに感染しているかどうかを判定します。
また、「肝生検」を行うこともあります。
医師が皮膚の上から針で肝臓を刺し、肝臓から非常に小さな組織片を採取し顕微鏡で観察し、肝炎の活動度と進展度を判定します。
C型肝炎の治療薬には、インターフェロンと呼ばれる薬があります。
インターフェロンは注射で投与します。
現在、インターフェロンの標準的投与期間は6 ヶ月とされています。
インターフェロンには副作用があることも知られています。
専門の医師の診断にもとづいて適切な治療を行う必要があります。 |